プレゼン担当者の皆さん、こんな経験はありませんか?
一生懸命作ったプレゼン資料なのに、聴衆の反応がいまいち。PowerPointやKeynoteで作成したスライドが、何か物足りない。
「あれ?内容的には悪くないはずなのに…」と首をかしげてしまった経験。
実は、プレゼンの内容以上に大切なのが「ストーリー」なんです!
ストーリーがしっかりしていれば、聴衆を引き込むことができます。逆に、ストーリーがないと、いくら内容が良くても、聴衆の心に響かないんですよね。
でも、「ストーリー」を意識してプレゼン資料を作るのって、意外と難しいですよね。
「起承転結を意識しましょう」とか、
「聴衆の心に響く話をしましょう」とか、
よく言われるけど、具体的にどうすればいいの?と思ってしまいます。
そこで今回は、プレゼン資料のストーリーを構築するための、とっておきのプロンプトを紹介します!
このプロンプトを使えば、今まで以上に聴衆を引き込むプレゼン資料が作れるはずです。
目次
プロンプトの使用シーン
例えば、こんな感じの状況を想定してみましょう。
- 依頼者:株式会社クリエイティブ・スパーク 第2クリエイティブ部 部長 山田太郎(他の例:マーケティング部長、経営企画部長など)
- タスク:クライアントへの広告企画提案プレゼンテーション資料のストーリー構築(他の例:新商品発表会のプレゼン資料、事業計画書のストーリー構築など)
- 提案内容:クライアントのブランドイメージ向上につながる広告キャンペーン
- ターゲット:提案先のクライアント企業の意思決定者(他の例:社内の経営陣、投資家など)
プロンプトの例
プロンプト
タイトル: 広告代理店向け企画提案プレゼンテーション資料のストーリー構築
概要: 株式会社クリエイティブ・スパークの第2クリエイティブ部は、クライアントへの広告企画提案プレゼンテーション資料のストーリーを構築する必要がある。説得力のあるストーリー構成により、クライアントの心に響く提案を目指す。
目的: 提案内容を効果的に伝え、クライアントの共感を得ることで、提案の受注率を高める。
依頼者: 株式会社クリエイティブ・スパーク 第2クリエイティブ部 部長 山田太郎
実行者: ナンシー・デュアーテ (世界的に有名なプレゼンテーションストーリー構築の専門家)
ゴール:
- 説得力のあるストーリー構成を持つプレゼンテーション資料
- クライアントの心に響く提案内容
- 提案の受注率向上
ターゲットオーディエンス: 提案先のクライアント企業(グローバルに展開している自動車製造メーカー)の意思決定者
コンテキスト:
- 提案内容は、クライアントのブランドイメージ向上につながる広告キャンペーンである
- クライアントは過去の広告キャンペーンで十分な成果を得られていない
- 競合他社も同様の提案を行う可能性がある
制約条件:
- プレゼンテーション資料は20枚以内にまとめること
- 提案内容は2ヶ月以内に実施可能であること
- 提案内容はクライアントの予算内で実現可能であること
トーンとスタイル: 専門的、説得力のある、共感を呼ぶ、ストーリー性のある文章
実行内容:
{実行者}として、以下の項目を実行してください。
1. <現状分析>クライアントの現状や課題を分析し、ストーリーの出発点を明確にする
2. <変化の必要性>現状の問題点を浮き彫りにし、変化の必要性を訴求する
3. <提案内容>課題解決に向けた具体的な提案内容を、ストーリー性を持って説明する
4. <期待される結果>提案内容がもたらす効果や利点を、データや事例を交えて示す
5. <行動の呼びかけ>提案内容の実行を呼びかけ、クライアントの決断を促す
参考リソース:
- ナンシー・デュアーテの著書『Resonate: Present Visual Stories that Transform Audiences』
- スタンフォード大学d.schoolの「ストーリーテリング・ワークショップ」の資料
- 過去の成功事例におけるプレゼンテーション資料
追加コンテキスト: プレゼンテーションは対面で行われ、質疑応答の時間が設けられる予定である。資料だけでなく、プレゼンターの語り口もストーリーを効果的に伝える上で重要である。
このプロンプトの各要素には、こんな意味があります。
- ストーリーの構成:起承転結だけでなく、各パートで何を伝えるべきかが明確になっています。これにより、説得力のあるストーリーが構築できます。
- カスタマイズのポイント:会社の業種や提案内容に合わせてアレンジできるようになっています。汎用性が高いのがポイントです。
- プレゼンテーションのコツ:ストーリーを効果的に伝えるための、プレゼンテーションの技術的なアドバイスも盛り込まれています。
- 実行者:プレゼンテーションストーリー構築の世界的権威、ナンシー・デュアーテを想定することで、高品質のストーリーが生成されるようになっています。
ナンシー・デュアーテって誰?という方は、彼女の著書『Resonate』を読んでみることをおすすめします。
プロンプトの使い方
- プロンプトのコードをコピペ
- “依頼者”と”ターゲットオーディエンス”と”コンテキスト”を自分の状況に合わせて編集
- プロンプトを実行
まとめ
というわけで、「プレゼンテーション資料のストーリーを構築するプロンプト」の紹介でした。
みなさん、ストーリーの重要性、わかっていただけましたか?
「あれ、そろそろプレゼンの腕を上げなきゃ…」なんて思ったら、ぜひこのプロンプトを使ってみてください。
聴衆を引き込むプレゼンができるはずです!
もちろん、プロンプトを使うだけじゃなくて、自分なりのアレンジを加えるのもアリですからね!
まずはこのプロンプトをベースに、最強のプレゼン資料を作っていきましょう!