こでは、文章生成AIと画像生成AIと動画生成AIという3つの異なるAIを活用して、未来の建築デザインを予測したうえで、ビジュアルイメージを制作し、動画に仕上げるところまでを実行する方法について解説します。
Claudeでデザインコンセプトについて議論をし、その結果を画像生成用のプロンプトにして、FLUX.1で画像を生成し、Gen-3で動画化するというアプローチをとります。
この手順を実行することで、あなたはまだ存在しない未来のデザインを予測し、動画のビジュアル化まで行う最強のブレーンを手に入れたことになります。
今回の建築は、「2040年の海中レストラン」です。では、早速始めていきましょう!
Claudeでデザインコンセプトを決める
デザイン決定のための議論を行う
あなたは、水中建築の先駆者であるジャック・ルージュリー、ミシュラン三ツ星シェフ、そして海洋生物学者を演じてください。2040年に話題になると予想される海中レストランのデザインについて3人で議論して予測します。
議論は以下のルールを守って行ってください。
- 議論は3回実施し、各個人の意見に対して必ず反論をし、その根拠も述べてください。
- 最終的には3人が合意できる結論にたどり着いてください。
- 予想するデザインは具体的でその詳細まで述べるようにしてください。
- 海洋環境への影響、料理の提供方法、そして顧客体験を重視してください。
- 建築構造の安全性と、独創的なデザイン要素のバランスを議論してください。
はい、ご要望の通り、水中建築の先駆者、ミシュラン三ツ星シェフ、海洋生物学者の3人の立場から、2040年に話題になると予想される海中レストランのデザインについて議論を展開します。
第1回議論:
ジャック・ルージュリー(水中建築家): 2040年の海中レストランは、海底に固定された透明なドーム状の構造を持つべきだと考えています。これにより、360度の海中景観を楽しめます。建物の外側には、海洋生物を引き寄せる人工的な岩礁を設置し、自然の水族館のような体験を提供します。
ミシュラン三ツ星シェフ: ドーム構造は確かに魅力的ですが、調理場のスペースが限られる可能性があります。私は、海底に円筒形の建物を提案します。各階に異なるテーマのダイニングエリアを設け、最上階に回転式の展望レストランを配置します。これにより、多様な料理体験と景観を楽しめます。
海洋生物学者: お二人のアイデアは興味深いですが、海洋環境への影響を考慮する必要があります。私は、海底に触れない浮遊式のレストランを提案します。これにより、海底生態系への影響を最小限に抑えられます。また、建物の外側に藻類や貝類の養殖場を設置し、持続可能な食材供給と海洋浄化の機能を持たせることができます。
・・・・・中略・・・・・
結論:
3人の合意により、2040年の海中レストランのデザインは以下のようになりました:
- 構造: 既存の沈没船や人工構造物を基礎とし、そこからクラゲ型の透明な構造を拡張する「ハイブリッド型」デザイン。
- レイアウト:
- 下層部(沈没船/人工構造物): 「海の歴史」をテーマにしたクラシックなダイニングエリア
- 中層部: 海洋研究所と展示スペース
- 上層部(クラゲ型拡張部分): 未来的な分子ガストロノミーを提供する回転式レストラン
- 環境への配慮:
- 既存構造物の利用による新規建設の最小化
- クラゲ型構造による海底への接触面積の削減
- 外部に藻類や貝類の養殖場を設置し、持続可能な食材供給と海洋浄化機能を実現
- 顧客体験:
- 360度の海中景観を楽しめる透明な構造
- 海の歴史から未来の料理まで、時代を超えた食体験
- 食事と海洋教育を組み合わせた総合的な体験
- 安全性:
- 深海の圧力と潮流に耐える堅牢な構造
- 最新の水中建築技術を用いた安全設計
- 独創的なデザイン要素:
- クラゲをモチーフにした外観
- 歴史的構造物と未来的デザインの融合
- 回転式上層レストランによる常に変化する景観
このデザインにより、環境に配慮しつつ、安全で魅力的な海中レストラン体験を提供することが可能になります。
画像生成のためのプロンプトを作る
決定したデザインコンセプトから画像生成のためのプロンプトを作ります。
以下の指示に従って、決定した建築デザインを画像化するための画像生成AIのFLUX.1用プロンプトを作成してください:
1. プロンプトは英語で書き、最後に日本語訳を付けてください。
2. 以下の要素を含めてプロンプトを構成してください:
- 建築物の全体的な外観と形状
- 使用される主な材料や色彩
- 建築物の規模や大きさ
- 周囲の環境や背景
- 特徴的なデザイン要素や装飾
- 照明や時間帯の設定
3. 画像のスタイルや質感を指定してください(例:photorealistic, architectural rendering, conceptual sketch)。
4. 可能であれば、影響を受けた建築家や建築様式への言及を含めてください。
5. 画像生成AIの特性を考慮し、以下の点に注意してプロンプトを作成してください:
- Stable Diffusion: 詳細な説明と具体的な指示を含める
- Midjourney: キーワードを効果的に組み合わせ、修飾語を活用する
- FLUX.1: より直接的でシンプルな表現を使用し、場面設定を明確にする
6. 最後に、生成された画像の解像度や縦横比の指定を含めてください。
Futuristic Underwater Restaurant, hybrid jellyfish-shipwreck design. Transparent dome upper levels, historic shipwreck base. Bioluminescent exterior accents. Five-story structure, minimal seabed contact. Deep ocean setting, surrounded by vibrant marine life. Rotating top level restaurant with 360-degree views. Aquaponic gardens and research pods attached to exterior. Color-shifting smart glass, currently deep blue with purple hues. Night time, warm golden lights from within contrasting with cool ocean darkness.
Style: Photo-realistic underwater architectural rendering with elements of science fiction.
Inspired by Jacque Rougerie’s seabed habitats, Frank Gehry’s fluid forms, and natural deep-sea structures.
Resolution: 8K, aspect ratio 21:9
未来的な海中レストラン、クラゲと沈没船のハイブリッドデザイン。透明なドーム状の上層階、歴史的な沈没船を基礎とする。生物発光による外装のアクセント。5階建て構造、海底との接触を最小限に抑える。深海の環境設定、活気ある海洋生物に囲まれている。360度の眺望を持つ回転式トップフロアレストラン。外部に取り付けられたアクアポニック庭園と研究ポッド。色が変化するスマートガラス、現在は深い青色と紫色の色合い。夜間、内部からの温かい金色の光が冷たい海の暗さと対照的。
スタイル:SF要素を含むフォトリアルな水中建築レンダリング。
ジャック・ルージュリーの海底居住区、フランク・ゲーリーの流動的なフォーム、自然の深海構造物にインスパイアされている。
解像度:8K、アスペクト比21:9
FLUX.1で画像を生成する
Claudeで制作したプロンプトを使用して画像を生成します。
FLUX.1の使い方については、以下の記事を参考にしてみてください。
少々、ありきたりのような感じはしますが、なかなか興味深い建築物が生成されました。
Gen-3で動画を生成する
最後に、画像をもとにして動画を生成します。
An FPV underwater drone shot: arc right: The drone going around the building.