ここでは、文章生成AI(Claude)と画像生成AI(FLUX.1)と動画生成AI(Gen-3)という3つの異なるAIを活用して、未来の建築デザインを予測したうえで、ビジュアルイメージを制作し、動画に仕上げるところまでを実行する方法について解説します。
Claudeでデザインコンセプトについて議論を行った上で、その結果をもとに画像生成用のプロンプトを制作し、FLUX.1で画像を生成し、Gen-3で動画化するというアプローチをとります。
この手順を実行することで、あなたはまだ存在しない未来のデザインを予測し、動画のビジュアル化まで行う最強のブレーンを手に入れたことになります。
今回の建築は、「2030年の都市型マイクロハウス」です。では、早速始めていきましょう!
Claudeでデザインコンセプトを決める
デザイン決定のための議論を行う
架空の3人の人物を設定して、徹底的に議論をしてもらいます。
はい、承知しました。2030年に人気が出ると予想される都市型マイクロハウスのデザインについて、3人の専門家の立場から議論を進めていきます。
ラウンド1:
ザハ・ハディド: 2030年の都市型マイクロハウスは、流動的で有機的な形状を持つべきです。曲線的な外観と内部空間が、限られたスペースを最大限に活用し、視覚的にも広く感じられるデザインになるでしょう。さらに、ナノ材料技術の進歩により、壁や床が環境に応じて形状を変える「メタモルフィックアーキテクチャ」が可能になると考えています。
・・・・・中略・・・・・
3人の専門家は議論を重ね、2030年に人気が出ると予想される都市型マイクロハウスのデザインについて、以下のような合意に達しました:
「インテリジェント・バイオフォールディング・ハウス」
- 構造: マイセリウム(キノコの菌糸)を主要建築材料とし、折り紙の原理を応用した変形可能な構造を採用。これにより、高い断熱性と柔軟性を実現し、必要に応じて空間を拡大縮小できる。
- デザイン: 外観は六角形のモジュールを基本とし、自然の蜂の巣構造を模倣。これにより、構造的強度と視覚的な有機性を両立。
- 環境性能: マイセリウムの使用により、建築過程でCO2を吸収。屋上と壁面には緑化システムを統合し、都市のヒートアイランド現象緩和に貢献。
- エネルギー管理: 太陽光パネルと小型風力発電機を統合し、エネルギーの自給自足を目指す。AI制御システムにより、エネルギー使用の最適化を図る。
- スマートテクノロジー: AIとIoTを活用し、居住者の生活パターンを学習。空間の形状や機能を自動的に調整し、快適性と効率性を向上。
- 内部空間: バイオ3Dプリンティング技術を用いて、必要に応じて家具や内部構造を「成長」させることが可能。これにより、限られたスペースを最大限に活用。
- 外装: 光触媒コーティングを施し、大気浄化機能を付加。また、ナノテクノロジーを応用し、環境に応じて色や透明度が変化する外皮を実現。
このデザインは、自然との調和、環境への配慮、先進技術の統合、そして美的価値の追求を同時に実現し、2030年の都市生活者のニーズに応える革新的なソリューションとなるでしょう。
画像生成のためのプロンプトを作る
決定したデザインコンセプトから画像生成のためのプロンプトを作ります。
Intelligent Bio-folding House, hexagonal modular structure. Organic honey-comb exterior. Transformable origami-inspired walls. Three stories tall, compact footprint. Urban setting, surrounded by skyscrapers. Green rooftop with solar panels and wind turbines. Color-changing facade, currently soft blue-green. Dusk, warm light from within.
(インテリジェント・バイオフォールディング・ハウス、六角形モジュール構造。有機的な蜂の巣状の外観。折り紙にインスパイアされた変形可能な壁。3階建て、コンパクトな占有面積。都市環境、超高層ビルに囲まれている。太陽光パネルと風力タービンのある緑化屋上。色が変化する外壁、現在は柔らかな青緑色。夕暮れ時、内部から温かい光が漏れている。)
Style: Hyper-realistic architectural visualization with subtle conceptual elements.
(スタイル:わずかに概念的要素を含む超リアルな建築ビジュアライゼーション。)
Inspired by Zaha Hadid’s fluid forms, Buckminster Fuller’s geodesic structures, and Japanese origami art.
(ザハ・ハディッドの流動的なフォーム、バックミンスター・フラーのジオデシック構造、日本の折り紙芸術にインスパイアされている。)
Resolution: 4K, aspect ratio 16:9
(解像度:4K、アスペクト比16:9)
FLUX.1で画像を生成する
Claudeで制作したプロンプトを使用して画像を生成します。
FLUX.1の使い方については、以下の記事を参考にしてみてください。


なかなか興味深い建築物が生成されました。
Gen-3で動画を生成する
最後に、画像をもとにして動画を生成します。