プロンプトパックを作った。タイトルも決めた。価格も設定した。
で、どこで売る?
これが意外とハマるポイントだ。「とりあえずnote」で出品する人が多いが、商品の性質やターゲットによっては別のプラットフォームの方が売れる場合がある。
結論から言う。
日本語のプロンプトパック(テキスト商品)を売るなら、noteが最適解。 ただし、画像生成系プロンプトならPromptBase、グローバル展開ならGumroad、「作ってあげる」サービスならココナラ。
以下、4プラットフォームを手数料・ユーザー層・出品の手軽さ・集客力の観点で比較する。
比較一覧表
| note | Gumroad | PromptBase | ココナラ | |
|---|---|---|---|---|
| 手数料 | 約15%(事務手数料5% + 利用料10%) | 10% | 20% | 22% |
| 主なユーザー層 | 日本の個人クリエイター、副業層、ビジネスパーソン | 海外のインディークリエイター、デジタルノマド | AI画像生成ユーザー(Midjourney/SD中心) | 日本のスキル売買ユーザー、個人事業主 |
| 出品形式 | 有料記事(テキスト+画像) | デジタルファイル(PDF、ZIP等) | プロンプト単体 | サービス出品(納品形式) |
| 価格帯 | ¥100〜¥50,000 | $1〜自由設定 | $1.99〜$9.99が主流 | ¥500〜¥500,000 |
| 日本語対応 | ◎ 完全対応 | △ UI英語(日本語コンテンツは可) | × 英語のみ | ◎ 完全対応 |
| SEOとの相性 | ◎ note記事が検索に強い | △ 自分で集客が必要 | ○ プラットフォーム内検索あり | ○ ココナラ内検索あり |
| 出品の手軽さ | ◎ 記事を書く感覚で出品 | ○ アカウント作成→ファイルアップ | ○ プロンプトを貼るだけ | △ サービス説明の作り込みが必要 |
| 決済方法 | クレカ、キャリア決済 | クレカ、PayPal | クレカ | クレカ、キャリア決済、コンビニ |
| 振込手数料 | ¥270/回 | なし(PayPal手数料あり) | PayPal経由 | ¥160/回 |
出典:noteヘルプセンター、Gumroad公式、PromptBase、ココナラ公式(2026年4月時点)
各プラットフォームの詳細
1. note ― 日本語テキスト商品の王道
向いている商品: 日本語のプロンプトパック、ノウハウ系ガイド、テンプレート集
noteの最大の強みは「記事を書く感覚で有料コンテンツを販売できる」ことだ。
有料記事として公開すれば、無料部分が集客(SEO・SNS共有)を担い、途中から有料に切り替わる「チラ見せ→課金」の導線が自然に成立する。
手数料の計算例
¥2,980の有料記事が1件売れた場合:
- 事務手数料:¥2,980 × 5% = ¥149
- プラットフォーム利用料:(¥2,980 – ¥149) × 10% = ¥283
- 手取り:¥2,548(手数料率 約14.5%)
メリット
- 日本語圏で最もユーザー数が多い有料コンテンツプラットフォーム
- 記事の無料部分がGoogle検索にインデックスされる(SEO効果)
- 「スキ」機能による拡散、noteのおすすめ掲載の可能性
- 購入体験がスムーズ(クレカ以外にキャリア決済も対応)
デメリット
- PDF添付やZIPファイル配布には向かない(テキストベースが前提)
- デザインの自由度は低い(noteのフォーマットに依存)
- 振込手数料が¥270/回かかる
2. Gumroad ― グローバル展開のファーストチョイス
向いている商品: 英語圏向けプロンプトパック、PDF教材、テンプレートセット
Gumroadの最大の強みは手数料の安さ(10%)とグローバルリーチだ。
英語でプロンプトパックを作れるなら、市場規模は日本語圏の数十倍に広がる。実際、GumroadのベストセラーカテゴリにはAIツールとテンプレートが常にランクインしている(出典:Accio)。
手数料の計算例
$19.99の商品が1件売れた場合:
- Gumroad手数料:$19.99 × 10% = $2.00
- 手取り:$17.99
メリット
- 手数料が主要プラットフォームで最安(10%)
- PDFやZIPなどファイル形式を問わず販売可能
- 販売ページのカスタマイズ自由度が高い
- PayPal / Stripe対応で世界中から購入可能
デメリット
- UIが英語(日本語ユーザーには心理的ハードルが高い)
- プラットフォーム自体の集客力は弱い。自分でSNSやブログから送客する必要あり
- 日本円決済は非対応(USD建て)
3. PromptBase ― AI画像生成プロンプトの専門市場
向いている商品: Midjourney / Stable Diffusion / Nano Banana用の画像生成プロンプト
PromptBaseはAIプロンプト専門のマーケットプレイスで、26万本以上のプロンプトが登録されている。月間訪問数は約58万(2025年末〜2026年初頭、出典:MOGE)。
ただし、売れ筋は圧倒的に画像生成系。テキスト系プロンプト(ChatGPT用のビジネス文書生成など)はPromptBaseでは埋もれやすい。
手数料の計算例
$4.99の画像生成プロンプトが1件売れた場合:
- PromptBase手数料:$4.99 × 20% = $1.00
- 手取り:$3.99
メリット
- AIプロンプトを探している人が集まるプラットフォーム(買い手の購買意欲が高い)
- 出品が簡単(プロンプトのテキストと生成結果の画像をアップするだけ)
- 過去の販売実績として「700本以上売った」事例も(出典:PromptAI Market)
デメリット
- 手数料が20%とやや高い
- テキスト系プロンプト(ビジネス用途)の市場は小さい
- 英語のみ対応。日本語プロンプトの需要はほぼない
- 単価が低い($1.99〜$4.99が主流)
4. ココナラ ― 「作ってあげる」ならここ
向いている商品: プロンプト作成代行、カスタムプロンプトのオーダーメイド
ココナラは「スキルのフリマ」であり、既製品を売る場所ではなく、サービスを売る場所だ。
プロンプトパックをそのまま出品するより、「あなたの業種に特化したプロンプトを10本作ります」というオーダーメイド型で出品する方がココナラの文化に合っている。
手数料の計算例
¥5,000のサービスが1件売れた場合:
- ココナラ手数料:¥5,000 × 22% = ¥1,100
- 手取り:¥3,900
メリット
- 日本最大級のスキル売買プラットフォーム(集客力が強い)
- 「プロンプト作成」カテゴリが存在し、需要が可視化されている
- リピーター獲得しやすい(オーダーメイドなので個別対応の価値がある)
- コンビニ決済対応で、クレカを持たないユーザーにもリーチ可能
デメリット
- 手数料が22%と最も高い
- 1件ごとに対応が必要(ストック型収益にならない)
- 出品ページの作り込み(サービス説明・画像・FAQ)にかなりの工数がかかる
- 価格競争が起きやすい(「500円でやります」系との差別化が必要)
結局どこで売るべきか? ― フローチャート
あなたのプロンプト商品は?
│
├─ 日本語のテキスト系(ビジネス文書、SNS投稿文など)
│ │
│ ├─ パック販売(既製品) → 【note】
│ └─ オーダーメイド → 【ココナラ】
│
├─ 英語のテキスト系
│ └─ 【Gumroad】
│
└─ 画像生成系(Midjourney / SD / DALL-E)
│
├─ 英語対応できる → 【PromptBase】
└─ 日本語のみ → 【note】or【BOOTH】
上級者向け:複数プラットフォームの併用戦略
慣れてきたら、1つの商品を複数プラットフォームで展開する手もある。
| ステップ | やること |
|---|---|
| Step 1 | noteで日本語版を有料記事として販売(メインの収益源) |
| Step 2 | 同じ内容を英訳し、GumroadでPDFとしてグローバル販売 |
| Step 3 | パックの中から画像生成系があればPromptBaseにも出品 |
| Step 4 | ココナラで「あなたの業種向けにカスタマイズします」サービスを出品 |
1つの商品から4つの収益チャネルが生まれる。制作コストは最初の1回だけだ。
まとめ:プラットフォーム選びより大事なこと
正直に言う。プラットフォーム選びで売上の8割は決まらない。
売上の8割を決めるのは「商品設計」だ。 誰の、どんな面倒を、どう解決するか。ここが弱い商品は、どのプラットフォームに出しても売れない。
逆に、商品設計がしっかりしていれば、noteに出すだけで売れる。
もし「プラットフォーム選び」の前に「商品設計」をちゃんとやりたいなら、以下のガイドが参考になるはずだ。
▼ 業種特化AIプロンプトパックの作り方完全ガイド(note)
ジャンル選定 → プロンプト設計 → テスト → パッケージング → 販売導線まで。実際に飲食店向け45選を作って出品した全プロセスを公開している。
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